|
 |
日本の小麦粉製品の食品表示ラベルには「小麦(国内製造)」と「小麦(国産)」の表示がほとんどですが、意味やどちらが国産かご存じですか?
「小麦(国内製造)」→外国産の小麦を国内で製粉した小麦粉の表示です。
「小麦(国産)」→国産小麦を100%使用しているか、国産小麦率を51%以上にしているか、国産小麦を最も高い重量割合で使用している小麦粉。
「小麦粉(北海道産)」→北海道産小麦を100%使用した小麦粉もしくは北海道産小麦を51%以上使用している小麦粉。つまり100%国産小麦を使用していることを保証した表示はないということです。自給率の現実を考えると致し方ないですね(>_<)。
ちなみに国産小麦を100%使用している場合に限り「国産小麦使用」となります。但し、違反した場合の調査や課徴金が少ないので販売者がこのルールを厳格に守っているかの検証はされていません。 |
お蕎麦もそば粉が30%以上使用されていれば残りが小麦粉でも「そば」と表示することが認められています。オーガニックの基準でもそば粉の割合が40%以上の場合は「標準そば」50%以上の場合は「上級そば」となります。
飲食店の場合は表示義務がありませんのでそば粉10%小麦粉90%の麺を「そば」として調理販売可能となっています。
外国産小麦はポストハーベスト(収穫後に散布する農薬)がたっぷりです(>_<)。 |
片栗粉の原料表示の多くが「馬鈴薯でんぷん粉」ですが、人知れず化学薬品処理された「加工デンプン」が一括表示で食品添加物として使用が認められています。
片栗粉に添加が認められている12種類の化学物質名が以下のものです。
① アセチル化アジピン酸架橋デンプン |
⑦ デンプングルコール酸ナトリウム |
② アセチル化酸化デンプン |
⑧ ヒドロキシプロピルリン酸架橋デンプン |
③ アセチル化リン酸架橋デンプン |
⑨ ヒドロキシプロピルデンプン |
④ オクテニルコハク酸デンプンナトリウム |
⑩ リン酸架橋デンプン |
⑤ 酢酸デンプン |
⑪ リン酸化デンプン |
⑥ 酸化デンプン |
⑫ リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン |
どれも立派な化学物質です。
ちなみにEUでは⑧と⑨は幼児向け食品には使用禁止となっています。 |
国産養殖魚も細菌や寄生虫、病原体、ウィルス感染の予防のため水産薬機法の管理下のもと水産用ワクチンが18種/28製剤。水産用抗菌剤が9系統/13種類。水産用の駆虫剤6種類、消毒剤2種類、麻酔剤1種類。
その他ビタミン剤等が状況に応じて投与され養殖されています。 |
お肉の代替食品として大豆ミートが注目されていますが、大豆加工品には使用している大豆の原産地表示の義務付けがないので、大豆自給率が6%とすると100人中94人が遺伝子組換え大豆で作った大豆ミート、豆腐、納豆等を食べていることになります。

特に大豆ミートには固形化を保つための増粘剤(食材に接着性と粘性を持たせる添加物)と前記した「加工デンプン」が幾種も添加されており、さらにデンプン質の劣化防止と食材の硬化防止用のトレハロース(添加物)が添加されています。
過去にあった結着肉を思い起こしますし、大豆ミートは常食にして大丈夫なの?・・・ |
化学物質や石油成分の使用が自然生態系へ及ぼす影響を予言したレイチェルカーソンの「沈黙の春」が発刊されて今年で62年、農薬や添加物、総じて環境ホルモンが悪しといわれやや40年の時が過ぎていますが、食環境に於いて毒素だとされる類は現実には無くなっておらず、無くなるどころか製造技術や添加方法が向上かつ巧妙化し社会全体に広く浸透しているのが現実であります。
日本は農地面積が狭く農政として小麦、大豆、菜種、とうもろこしは遺伝子組換作物であることを容認して永劫的に輸入に頼る品目となります。
対抗手段として安全な食作りをしている生産者もおられますが、安全なモノが全人口に行き渡るのは生産量や価格帯、流通方法として困難なのは明確です。
この現実を踏まえて個人や家族、地域や社会、人口全体に何を提案することが未来につながるか、そのためには何が適切で重要かを選考すると素粒水の機能性は未来への救世主となりえる手段として提案できる希望の一つとなります。 |
「日本の食糧自給率の実態をご紹介します」はコチラ >>
|