2003年、国際機関が生活習慣病の予防のために開催した専門家会合(WHO/FAO合同)は、食品から摂る総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の目標値を公表しました。
その中でトランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告しています。
日本人の1日消費総エネルギーが平均1900kcalとして1900Kcal×25% = 475Kcal
脂肪は1g = 9Kcal
475Kcal÷9Kcal = 52.7gと試算すると
一人一日当り約2g未満が目標量に相当します。
日本でも食生活の欧米化が進み、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取量が多くなりその影響を避けられません。ファーストフード、食肉類、お菓子類、乳製品等の摂取が多くなりすぎないように気をつけて、農産物、魚介類などを適度に組み合わせ、野菜や果物、海藻類などを多く摂る、栄養バランスのよい食生活を心がけましょう。 |