ECOだより





日本の生ゴミの3割はまだ食べることができる食品です・・・!!

「もったいない」から始まったNYのゴミ漁り?

ニューヨークではレストラン、スーパーマーケットから廃棄された数分前までは賞味期限内の高級食材や食料品、小さな傷のついた野菜、パンなどを拾い食べる「食事会」を開くトラッシュツアーが行われています。日本語で言うとゴミ漁りツアーですが、参加者はホームレスでも貧しい立場の人でもなく普通のビジネスマンや教師などの職業の方々です。
「もったいない」という考えから廃棄された食べ物や使用可能な物を拾って再利用し「こんなにたくさんの食べ物やモノが無駄に廃棄されている」現実を人々に訴えることを目的としています。トラッシュツアーから派生して個人や少グループで行動する人々も増加し、廃食改善への意識改革が進んでいます。
日本でもデパ地下、スーパーマーケット、コンビニには食べ物が溢れ毎日の食事を家庭や外食で楽しみ当り前のように食べ残したり、捨てたりしています。テレビでは多数の食べ物番組や大食い女性タレントがモテはやされたり・・・・・
裕福な食糧事情から溢れる日本の食糧廃棄量は年間約2000万トン以上、金額にすると11兆円と言われます。開発途上国の7000万人が1年間食べれる食糧に匹敵します。

賞味期限に過敏になり過ぎた結果は・・・
一般家庭から廃棄される生ゴミの3割は実際には食べることができる食品です。
賞味期限は、食材が美味しく食べられる目安で過ぎたら直ぐに食べられなくなるわけではありません。企業の消費促進、味と安全面への戦略として食品衛生法で認められています。賞味期限の認識を少し緩めて五感で確認するなど、食べ物を安易に捨てない心掛けも素晴らしいエコ生活(精神)です。
世界では今、約8億人(そのうち子ども達が約3億人を占める)が飢えに直面しているとも言われています。飽食ともいえる日本の食糧事情からは想像もできませんが、「もったいない」という言葉は日本にしかない言葉で、まさに「言霊=精神」の表れです。私達は「もったいない」精神を真摯に次世代に伝え広げたいと想います。

爆発的に増える世界の人口が食糧危機を招く!!
世界の人口推移(2009) 現在の世界人口(推定): 


一位 中国13.2億人(世界の20%)、二位インド11.0億人(17%)2ヵ国で世界人口の37%を占め、日本は十位1.3億人(2%)。世界中で1分に150人、1日で20万人、1年で8千万人増え続けており、地球人口は飽和状態に向っています。

世界人口の詳しい最新情報は、アメリカの国勢調査局のサイト(英語)にてご覧いただけます。

近い将来に起こりうる世界的食糧不足が憂慮されますが、バイオテクノロジーと称して作られる遺伝子組み換え食品やクローン技術での食用肉生産と流通は人道主義を理念とする弊社としては容認し難い社会問題です。「クローン技術」で生産された牛肉や豚肉が市場に流通することに私達は不安を感じ、安全性や生態系に拭い切れない不信感を抱きます。