以上のリスク試験に基づき、日本では実験動物が一生毎日摂取し続けても無害と確認された量(最大無毒性量)の100分の1未満を、人間が毎日食べ続けても安全とされる1日の接種許容量とし使用基準が決定されています。
@ A B Cの試験はいずれも1種類の食品添加物の動物実験であって、何種類も複合的に使用された場合のリスク試験はおこなわれておりません。2006年、ビタミンCと安息香酸(保存料)が反応して発ガン性があるとされるベンゼンが発生し問題となりました。
化学物質や石油成分は極少量の摂取であっても※「環境ホルモン」として生体に悪影響を与えることが世界的に周知されております。多量に食品添加物を使用、消費し続ける日本の食環境は「医食同源」とは言い難く、「医食‘病’源」と言っても過言ではありません。
このような薬漬けの食環境が次世代の「負の遺産」とならないように「食育」の大切さを家庭から育むことがこれからの課題となります。 |