ECOだより





実は遺伝子組み換えが混ざっている!!

日本の伝統「大豆食品」は安全なのか?
日本人の食生活「ごはんと大豆食品」は栄養バランスにすぐれています。畑のお肉と言われる大豆にはコレステロールを下げる働きがありメタボ対策や健康維持食品としても毎日の食卓には欠かせない存在ですが、大豆の自給率は5%で大半はアメリカからの「遺伝子組み換え」・「非組み換え」輸入大豆に頼って豆腐、味噌、醤油に加工しています。その表示が問題です。

遺伝子組み換えの表示義務「使用」「不分別」「不使用(任意表示)」の疑問?
大豆の8割はアメリカから輸入
GMO不分別:通常の大豆がGM大豆と混ざり判別不能(遺伝子組み換えでない)と表示されている
GMO不使用:GM大豆が5%まで混ざることが不可抗力として認められている

味噌

味噌
不分別
輸入大豆を使った味噌の大半がGM大豆が混入するため「不分別」となります。「使用」表示はほとんど見られません。
国内で最も生産されている米味噌の原料は安価なMA米(政府が輸入する外国産米)に依存しており大豆同様原産国の表示義務もありません。(上記ラベル参照)
豆腐
豆腐
不分別
味噌同様大半が「不分別」になります。「使用」表示はほとんどみられません。
醤油
醤油
表示義務なし
大豆がアミノ酸まで分解されGMO成分の検出が困難なため表示義務なしですが、市場製品のほとんどに「大豆(遺伝子組み換えでない)」と表示されています。
納豆 GM大豆は使用されていません
大半を中国から輸入していますが、特殊な大豆であるためGM大豆は使用されていません。
平成17年度は日本国内の大豆の消費量が年間約434万トン。そのうち国産大豆は約23万トンです。434万トンの内訳は約308万トンがサラダ油、精油用の原料で残り125万トンが豆腐、味噌、醤油などに使われています。大豆の8割はアメリカから輸入され、米国農務省統計局によると2008年の遺伝子組み換え作物の作付け割合は大豆92%、トウモロコシ80%、綿86%です。

事故米騒動の中、原料原産地の表示は?
全国味噌工業協同組合連合会の榎本専務理事は「主原料の大豆すら表示義務がないのに、副原料の米だけ表示するのはおかしい」と話す。また「伝統食品に外国産の大豆や米を使っていることを公表するのはイメージ的にマイナス」というのが業者の本音のようです。
(2008年10月8日朝日新聞掲載)

ひと言: 皆で食糧自給率を上げなければ・・・
今年はメタミドホスにメラミン続いてジクロルボス、その他輸入食糧品の薬物汚染への規制が機能しないことが事実上明らかとなりました。安全な食材を確保するためには、私達の一人一人が自給率を上げるための努力が必要です。
「食」の生産現場に「素粒水」をお薦めください。

写真は素粒水の「トンネル効果」でピーマンが例年より良質に実った体験写真です。