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自然食派の方々もほとんどが知らない!

家畜伝染病予防法(家伝法)における家畜用ワクチンの接種状況を探ってみました。

えっ!!!こんなに!たくさんあるのね
家畜伝染病予防法(家伝法)は主に牛、豚、鶏などの家畜の伝染病を予防することを主眼とし、伝染病発生時には蔓延を防ぐことを目的として1951年に制定された法律です。メダルの数字はワクチンの数です
家畜が出荷されるまでのワクチンの接種回数は、病気の種類やワクチンのタイプ、対象となる家畜の月齢などによって異なります。

一般的なワクチン接種状況をご紹介いたします。
不活化ワクチン・・・ 死んだ病原体(細菌やウイルス)や一部を含み、新たな感染要素がない。効果が弱く免疫持続期間が短い傾向のため充分な免疫のためには原則2回以上の接種が重要。
生ワクチン・・・ 弱毒化した病原体(細菌やウイルス)をワクチンとして接種。毒性が弱い病原体 を使用するので免疫持続期間が長い。
混合ワクチン・・・ 生ワクチン同士を混合、不活化ワクチン同士を混合、生ワクチンと不活化ワクチンを混合。 複数の伝染病を予防するために2種類以上混合します。
各ワクチンの種類

牛のワクチンの主な接種例
牛ロタウイルス感染症と牛コロナウイルス感染症と牛大腸菌性下痢症の
予防混合ワクチン

妊娠牛に1ケ月間隔で2回筋肉内注射し、分娩予定日の半月前までに接種を終えます。

牛コロナウイルス感染症(不活化ワクチン)
3週間間隔で2回筋肉内注射する。と畜場出荷前6ケ月は注射しない。

牛大腸菌性下痢症ワクチン(K99含有全菌体)
母牛に分娩日の1ケ月前に1回、または2ケ月前と1ケ月前に2回皮下注射します。
次年度以降は分娩予定日の1ケ月前に1回皮下注射する。
接種した 母牛の初乳を子牛に充分与えます。

牛流行熱ワクチン
4週間隔で2回筋肉内に注射します。

牛流行熱とイバラキ病の混合ワクチン
4週間隔で2回筋肉内に注射します。前年に接種済みの場合は1回接種です。

イバラキ病の生ワクチン
流行期(8〜11月)の1〜3ケ月前までに皮下注射する。(アカバネ病の生ワクチンと同時接種すると効果が抑制されるため2週間以上の間隔を空ける)。

子牛の肺炎予防ワクチン
(RSウイルス感染症と牛アデノウィルス感染症の混合生ワクチン)

生後1〜3ケ月齢で1回目を接種し、1〜3ケ月後に2回目を接種する。
放牧予定の牛で未接種の場合は、約1〜2ケ月前に接種する。
出荷前の留意事項
ワクチン接種に伴う発熱などの異常反応を示す家畜が食用として出回らないように、ワクチン注射後20日以内の出荷を控えるのが一般的です。
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