ECOだより




原材料の表示方法には原則表示と例外表示があります。

生鮮食品 ウインナー
原則表示/一番重い原材料が生鮮食品の場合は産地を重量順に国別で表示

原材料名:豚肉(アメリカ、台湾、その他)、豚脂肪・・・
2ヵ国以上の豚肉を混ぜて使用している場合、重量順に表示。
3ヵ国目以降はその他と表示できます。どこの国かは分かりません。

例外表示/仕入先がよく替わり原則表示が難しい場合。

または表示
原材料名:豚肉(アメリカ産または国産)、豚脂肪・・・
アメリカ産と国産以外の原材料は使用していません。豚肉の産地は過去の使用実績順に表示されます。
原材料名:豚肉「アメリカ産または国産(5%未満)」、豚脂肪・・・
国内産の使用割合が5%に満たない場合でも過去の実績があれば表示が可能になります。
大くくり表示
原材料名:豚肉(輸入)、豚脂肪・・・
3ヵ国以上の原材料を使用しています。国産の原材料は使用されていません。
大くくり+または表示
原材料名:豚肉(国産または輸入)、豚脂肪・・・
国産を含む4ヵ国以上の原材料を使用。(輸入または国産)という表示の場合は国産が入っていない可能性もあります。




原材料が加工品
チョコレートケーキ えっ?どこの国の豚肉なのか分からないの・・・


原則表示/製造地または原産地を重量順に国別で表示

製造地を国別重量順に表示
原材料名:チョコレート(ベルギー製造)、小麦粉・・・
チョコレートがベルギーで製造されていることを表示しています。
多く使用されている順番に産地を表示することもできます。
 原料原産地名 : ガーナ(カカオ豆)、インドネシア(カカオ豆)


レストランやお店で調理された総菜などその場で販売される食品は、作った人に確認が出来るので表示の義務はありません。



複雑すぎる例外表示の疑問
刺身の盛り合わせ(パック個装で販売) 複数の種類の刺身の盛り合わせは加工食品。
例えば、はまちが重量1位の場合
名  称: 刺身の盛り合わせ
原材料名: はまち(国産)と表示されます。
うどん (パック個装で販売) うどんの場合、
本来「原材料名:小麦粉(小麦(豪州産))」ですが、
小麦粉が加工原材料なので、
うどん「原材料名: 小麦粉(国内製造)」と表示されます。
そばの乾麺 そばの乾麺
そばの実中国産でも、
そば粉に加工したのが日本なら
そば「原材料名: そば(国内製造)」と表示されます。
「国産」と「国内製造」の違い
「国産」とは生鮮食品の原材料が国産であることを意味します。
「国内製造」とは原材料を利用して加工食品が国内で製造されたことを意味します。
加工食品に使われた生鮮食品の産地が「国産」という意味ではありません。


2022年4月に、表示が完全に切り替わります。今の表示との違いや表示ルールをしっかり理解して商品をお選びください。     

この制度は例外表示が多くてよく理解できない。パパとママですが、疑えばキリが無いし・・・かと言って安心安全な食生活は続けたい2人です。

写真はイメージです




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